瀬戸内ブリュレフィユ 伊予柑キャラメルの実力は?実際にライターが食べてみた
2024年12月13日
クレームブリュレは、濃厚なカスタードクリームの上に砂糖を振りかけ、その砂糖をバナーの火で焦がして薄いカリカリ食感のキャラメルを作り上げる、とても美味しいスイーツとして知られています。この「ブリュレ」という焦がす作業は、一見シンプルに見えても実は大変奥深く、高度な技術と経験が求められる工程です。火の温度が砂糖に伝わった瞬間、砂糖はすぐに溶け始め、さらに熱を加えると焦げ目がついて理想的なキャラメル化が進みます。
しかし、火加減を誤るとすぐに焦げすぎてしまい、香ばしさではなく、苦味が前面に出てしまうことも少なくありません。この微妙な加減を見極めるのが職人の腕の見せどころであり、クレームブリュレの魅力を引き出す重要なポイントでもあります。今回は、この「焦がす」という繊細な作業が活きる「ブリュレ」の商品について、じっくりとご紹介していきたいと思います。
ずっしりとした重さを感じさせる秘密
「瀬戸内ブリュレフィユ 伊予柑キャラメル」は、一つ一つ丁寧に個包装されており、シンプルながらも伊予柑をあしらった上品なデザインが印象的です。手に取った瞬間、見た目以上にずっしりとした重量感を感じ、美味しさへの期待が自然と膨らみます。
包装を開けると、まず目に飛び込んでくるのは、パイ生地の層と、その上に散りばめられた程よく砕いたアーモンドと砂糖。見ただけで、サクサクとした食感が確信できるような見事な仕上がりです。
さらに注目すべきは、2枚のパイ生地の間にたっぷりと挟み込まれたクリーム。この贅沢なクリームが、このお菓子に驚くほどの重みを与えています。ただの「軽いお菓子」ではなく、ひと口ごとにしっかりとした満足感を与えてくれるのは、このたっぷりと詰め込まれたクリームの存在が大きいのです。
また、このクリームの量が多いことで、パイ生地とのバランスが絶妙になり、食感と風味の両方を引き立てています。このように、見た目からは想像できないほどの重量感は、手間と工夫が詰まった証でもありますね。
ブリュレの魅力が広がる瞬間
包装を開けると同時に、ふわりと漂う香ばしいカラメルの香りがたまりません。この香りだけでも心をつかまれるようで、思わず顔がほころびます。冒頭でも触れたように、「ブリュレ」という言葉はフランス語で「焦がす」や「焦げる」を意味しますが、その名の通り、パイ生地の上に施されたキャラメルの焦がし具合が見事で、視覚的にも食欲をそそります。
一口頬張った瞬間、想像通りのサクサクとしたパイ生地の軽やかな食感が広がり、そこに砕かれたアーモンドのカリッとした歯ごたえがアクセントを加えます。さらに、パイ生地の間にたっぷりと挟まれた伊予柑キャラメルクリームが、しっとりと滑らかな舌触りで包み込むように溶け合い、全体の味わいを優しくまとめ上げます。このサクサク感としっとり感の絶妙なバランスは、一度味わうと忘れられないほどの印象を残します。
柑橘とキャラメル、最強の組み合わせ
パイ生地の表面には、ほろ苦さが際立つカラメルが美しくコーティングされており、最初のひと口でサクサクとカリカリが絶妙に絡み合う食感が楽しめます。その中間には、たっぷりと挟まれた伊予柑ピールの砂糖漬けとみかんパウダーを練り込んだキャラメルクリームが存在感を放っています。このクリームが驚くほど濃厚で、キャラメルの深みある甘さと柑橘系特有の爽やかな酸味が完璧なバランスで融合しているのです。キャラメルの芳醇な甘みが口の中で広がる一方で、伊予柑やみかんの軽やかな香りが鼻を抜ける感覚は、一度味わうと忘れられないインパクトを残します。この組み合わせが、パイ生地のほろ苦い甘さを引き立てながら全体の調和を取っており、一層深みのある味わいを作り出しています。キャラメルだけでは重たくなりがちな甘さに、柑橘の爽やかさが絶妙なアクセントを加えることで、最後のひと口まで飽きることなく楽しめる仕上がりです。
オトナの味わいが際立つ
たっぷりと挟まれたしっとりとしたクリームが、パイ生地を優しくまとめ上げ、食べやすさを高めています。このクリームのおかげで、パイ生地が崩れにくくなり、食べる際にぱらぱらとこぼれるのをある程度防いでくれるのも嬉しいポイントです。とはいえ、完全に崩れないわけではありませんから、しっかりと頬張るようにして楽しむのがコツです。ひと口ごとに感じるサクサクのパイ生地と贅沢なクリームのハーモニーは、食べ応え満点で、手に取った瞬間の期待を裏切らない満足感を与えてくれます。このスイーツは、コーヒーや紅茶はもちろんのこと、意外にも緑茶との相性も抜群です。それぞれの飲み物が持つ風味が、このスイーツの甘さやほろ苦さを引き立て、また異なる楽しみ方を生み出します。急な来客があった際にも、このスイーツをお出しすれば、その繊細な味と食べやすさに驚かれ、きっと話の話題にもなるはずです。
また、パイ生地の香ばしさやクリームのコクは、一口食べるごとに深みが増し、ただ甘いだけではない「オトナ味」を感じさせます。この控えめな甘さとほろ苦さの絶妙なバランスが、特別なティータイムやリラックスしたひとときをさらに豊かに演出してくれるはずです。
こんな食べ方も有り!?
少し独特な食べ方かもしれませんが、パイ生地を丁寧にめくりながら、中のクリームと生地を別々に味わうという方法も楽しめます。このような食べ方が成立するのは、それぞれの素材がしっかりと美味しさを持っているからこそ。サクサクと香ばしい生地の食感や風味と、クリームの滑らかさや甘さが単独でも魅力的である場合、そんな食べ方も試してみたくなるものです。一緒に食べるときとはまた違った発見があり、新たな美味しさに気付くきっかけにもなりますね。
まとめ
「瀬戸内ブリュレフィユ 伊予柑キャラメル」は、ブリュレの香ばしいカラメルとサクサクのパイ生地、そして伊予柑キャラメルクリームの絶妙な組み合わせが魅力のスイーツです。香りから食感、味わいまで、ひと口ごとに計算し尽くされた完成度の高さが感じられます。ほろ苦いキャラメルがパイ生地の甘さを引き立て、伊予柑の爽やかさが重たくなりがちなキャラメルのコクを軽やかに整えています。たっぷりと詰められたクリームはしっとりとしていながらパイ生地を崩れにくくまとめ、食べやすさも兼ね備えています。とはいえ、ひと口でしっかりと頬張って楽しむのが正解。コーヒーや紅茶、緑茶など、合わせる飲み物によって異なる表情を見せるのも、このスイーツならではの楽しみです。

愛媛県今治市に本社を置く母恵夢本舗(ポエムホンポ)。母恵夢本舗の商品のこと、そこで働くスタッフのこと、そして愛媛県今治市について少しでも理解いただければと思います。オンラインショッピングでは、瀬戸内銘菓「母恵夢」や「ベビー母恵夢」をはじめとする母恵夢本舗の商品の美味しさと感動をお伝えできればと思います。